研究所 フレグランス研究室 2014年入社

仕事内容

 香りの原料となる天然香料・合成香料を組み合わせて新しい香りを創り出すのが主な仕事です。お客様が求めているイメージを具体的にくみ取り、賦香する製 品基材への溶解性・安定性などを考慮しながら、製品の付加価値となる香りを開発しています。また、植物や果実等の香気分析を基にした香りの組み立て、香水 の香調再現・応用なども行っており、テーマやイメージを一から考えて創り上げた香りをお客様に提案することもあります。

学生時代の専攻・活動

 大学では有機化学を専攻し、植物の香気成分の生合成に関する研究を行っていました。研究に取り組む中で調香分野への興味がより強くなり、大学卒業後は調香技術を学ぶ専門学校へ進学しました。専門学校ではフレグランスとフレーバー両分野について基礎から学びました。また、調香した香りについての意見交換や学内で品評会を行うことも多く、ひとりひとりの個性や感性によって香りの感じ方や嗜好、表現方法は多様であるということを実感することができました。

職場の雰囲気とやりがい

 他の研究室や営業部署と隔たりがなく、先輩たちからの幅広いアドバイスを参考にしながら調香に取り組めています。改良を繰り返して香りを完成させていく為、根気のいる仕事ではありますが、イメージを膨らませながら具体的な形に表現していく過程にやりがいを感じています。開発した香りが、お客様から良い評 価を頂いたときや商品へ採用されたときは、大きな達成感が得られます。